写真やカメラに関して思う、日々、雑感。



BACK NUMBER
--
--

vol.1


「 僕が写真を撮り始めた理由 」


***


”どうして写真を撮り始めたのですか?”


よく、そう人に聞かれます。

そう、聞かれるたびに、我ながら、


”うーん、どうしてなんでしょうねえ(笑)”



と、お茶を濁したりするのですが、

でも本当の理由は自分ではわかっています。



理由はこれです。

”一人だったからです。”




これを、真顔で言うと、なんか引かれるだろうなあ、

と、い
うのと、

ま、実際、言ってみたこともあるんですが、

”はあ、一人だったからですか…”

と、反応が芳しくないので、最近はあまり言わないんですが(笑)



しかし、結局のところ、これは事実で、

今も、この思いで、日々、カメラを手にします。



僕はあまり人づき合いがうまくない思春期を過ごしたので、

若い頃は、あまり友人というものに恵まれませんでした。

なので、常に楽しそうにしている人を羨んでいた気がします。


それは、実は今でも変わりなく、

大勢で楽しそうにしている人を見ると、

心の底から羨ましいと思うと同時に、


こう、感じます。


”淋しいなあ、どうして僕はみんなみたいにうまくやれないのかなあ…”と。




ずっとこんなことを感じながら生きてきたのですが、

ある日、突然、この淋しさにつきあってくれる友人が出来ました。



それがカメラであり写真でした。





写真は僕が一人でいることを、初めて肯定してくれる、

とてもありがたい友人でした。

普通、世の中で生きていると、多くの人に混じり、

溌剌としていなくては、ダメであるみたいなことになるものですが、

写真や、カメラは一切、そんなことを言いませんでした。


それどころか、



一人になりなさい、一人になって世界中の美しいものと、対峙するのです。

一人になって、誰にも頼らず、自分の心と素直に向き合うのです。



と、堂々と言ってくれる存在でした。



人は弱いですから、自分のいる理由というのが、見えなくなると不安になると思います。

その不安に対峙する方法のヒントをカメラは与えてくれます。

写真を撮るという、この世に存在するに充分な理由を、写真は与えてくれます。





だから、言いたいのです。

昔の僕のような、淋しい者よ、悲しい者よ。

写真を撮りなさい。

写真はきっと君の友人になってくれるであろうと。




とにもかくにも、これが、僕が写真を撮り始めた、最初のモチベーションです。

今は、その上に、愛が乗ったり、感動が乗ったりと、

色々と姿を変えてゆくんですけどね。




そんなこんなの、フリースタイルフォトコラム、第一回。

ま、始めから、こんなウエットな話になって、先が思いやられたりもしますが(笑)





木藤 MIZK


2010-4-12






フリースタイルフォト ブログ
毎日更新!!

フリースタイルPhoto ギャラリー
<< こんな写真を日々、撮っています。生活の中のどんな瞬間にも、感動する美しさが眠っていると思います。
 

フリースタイルライフフォトでは、愛するご家族や、恋人同士での写真撮影を強くお勧めしています。私自身、一児の父親なのですが・・・続きを見る。
こんにちは、フリースタイルライフフォトです。皆様の大切な一瞬を切り取り、そして写真という形にさせて頂いております。

東京都内、関東近県、喜んで出張撮影いたします。

家族の記念写真、結婚式、七五三、お宮参り、披露宴、商品撮影、料理写真、店舗写真
ペットの写真、ポートレート、ピアノやバレエの発表会、HP用写真、取材写真等など、 なんでもご相談下さい。 

また、webデザインならびに、ライターとしての実績も充分です。こちらも是非どうぞ。↓


http://www.freestyle-life.net/mizk/index2.htm

フリースタイルフォト 木藤瑞穂<MIZK>





写真検索エンジン フォトナビ


ezカウンター