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結論、君よ自由に生きるべし





プライド


日雇いの肉体労働とか色々な辛い仕事をしてきた。

でも、広告代理店のサラリーマンというポジションで

感じた辛さというのは、また別次元のものだった。

前者が肉体的な辛さだとしたら

後者は精神的な辛さ

ドヤ街でどん底を見て

これ以上、つらいことはないだろうと考えていたが、

やっぱり現実は甘くない。

サラリーマン社会にもやはり地獄はあった。





人間が一番、苦痛を感じる仕事というのは上手くいかない人間関係のもとで、行わなければならない仕事だと思う。

その逆で人間関係が良好の仕事というのは、たとえどんなに汚かろうが、肉体的にきつかろうが、そんなに苦痛というものはない。

そんなものだと思う。

その頃、僕は前者のような、まったくもって最悪きわまる人間関係の中で仕事をしていた。

どうしてか、僕は取引先の人間とまったく反りが合わなかった。

何故?と思うくらい合わなかった。

でも、僕みたいな小さい広告代理店の場合、それは命取りを意味していた。

大きな広告代理店のおこぼれみたいな仕事を、こなさなければ生きてゆけない小さな広告代理店。

そんな存在が生きてゆくには徹底的に気を使わなければならない。

御世辞を言わなければならない。

どうしてそんなことまで…と思われるようなくだらない仕事も買ってでなければならない。

僕はそんな、非クリエイティブな自分のポジションをなげいた。

そして遥か遠くにある、本当に自分が到達してみたい場所をいつも遠目で見ていた。





ある取引先の広告代理店があった。

それは六本木の溜池にあったのだが、

僕はそこに徹底的にいじめられ、馬鹿にされた。

とにかくそこの担当に嫌われ、さけずまれた。

僕の人間的な未熟さもあったとは思うのだが、

そんなことよりも根本的に人間としての相性が合わない感じだった。

しかし、会社員として仕事をしているので、

自分の意思でその仕事を降りることは出来なかった。

それは向こうも同じだったと思う。

だから、日を追うごとに関係は悪化していった。


色々、試してみたりはした。

なんとか相手と上手くいくよう、研究してみたりした。

なんか安っぽいビジネス本とか読んだりして…



笑顔の作り方とか…

トークの仕方とか…

でも、結局はだめだった。

やればやるほど嘘っぽくなって相手に見破られた。

そして仕事が白けるだけだった。





ある日、こんなことがあった。

夜、突然、会社に来てくれと先方に呼び出された。

用件も聞かず僕は先方へと向かった。

確か夜の10時くらいだったと思う。

何かの打ち合わせかと思ったら、違った。

強引にイベントの設営の深夜警備員みたいなことをやらされた。



あきらかに嫌がらせだと思った。

そんな仕事をやらなくてはいけない道理はなかった。

でもやらなければならなかった。

理由は小さな広告代理店だから。

吹けば飛ぶような小さな広告代理店だから。




その仕事は深夜3時くらいに終わった。

先方はご苦労さんの一言もなく、さっさとタクシーに乗って帰った。

僕は一人会場に取り残された。

タクシー代も持ってなかった。

腹の中は煮えくり返っていた。

殺意すら抱いていた。


後日、そんな状況を会社の上司に相談した。

上司からはこう言われた。

「プライドを捨てろ。お前にプライドなんて必要ない。」

その言葉を聞いて僕は映画「タクシードライバー」のトラビスになった気分だった。


どうしても納得できない禍々しい気分が全身を覆ってゆくのを感じた。




(つづく)


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