2005年　6月2日

「　入院前夜　」

ドキドキしたりイライラしたりして日々を過ごしている。

子供の入院が目前というのが、こんなにも切ない気分になるとは思わなかった。

子供は喉に問題がある。

今回の入院はその手術のためだ。

もう一年以上も見てもらっている医師からは99パーセント大丈夫と言われているが、それでも、それでも心配だ。

前にも書いたとおり人間は必ずみんな100パーセントの状態でこの世に生まれてくる存在だと思う。

だから何かが足りない状態で生まれた子供たちには、目では見えない才能が必ず備わっていると信じているし、最近お会いすることが出来たデザイナーのAKIさんもその見本だと思う。

だから、普通の子供と少し違う状態で生まれた自分の子供に関しては実はラッキーだとさえ思っている。

なぜなら今回の手術で問題がクリアーされてしまえば、その補われた分がプラスされて１０１パーセントの存在になるから。

理解できない人もたくさんいるだろうけど、僕はこの理論は間違っていないと思っている。

そう思って手術までの日々を過ごす。

医療という人間の奇跡を信じて。

来週、無事終わったならば、僕はきっとまた涙して、人間社会に感謝するのだろう。


政治家の野郎とか、カスみたいな顔をした投資家とか、ひとかけらも尊敬しないけど、善良な医師。

僕はこの人たちには感謝しているんだ。



でも、まあ、それにしても不安だ。

本当に不安な日々だ。

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