2005年　2月27日

「　MRSA　」

息子が病気になった。

もともとは「とびひ」という子供によくある病気だった。

でも、それが病院に行っても全然治らない。

どうしたんだとお医者さんに聞いたら

ＭＲＳＡという抗生物質が効かない菌にやられているとのことだった。

お医者さんのすすめに従って即入院した。


MRSA…ＭＲＳＡは、メチシリン・レジスタント・スタヒロコッカス・アウレウスの略語で、メチシリン（抗生物質の名称）に耐性を獲得した黄色ブドウ球菌を意味する。


前述したがMRSAに今までの抗生物質は効かない。

だから息子の症状がどんどん悪化する。

日に日に悪化する。

見ていられないくらい悪化する。

だけど幸いにも対応策はあるようだ。

お医者さんが３人も診てくれて、大丈夫と言ってくれた。

僕はお医者さんに感謝した。

そして２４時間献身的に接してくれる看護婦さんに感謝した。



MRSAは医療の皮肉みたいなものだ。

医療の進歩によって生まれた抗生物質を皆が多用したため、地球はそれ以上の菌を送り込んできた。

人間を殺すために送り込んできた。

ＨＩＶやエボラ出血熱と一緒。

インフルエンザも毎年強くなる。

地球は僕ら人間のことをきっと敵視している。



すごく悲しいことだが、これは事実なような気がする。

最近の地震もそのひとつのような気がする。

地球、そして自然のこういう仕打ちには怒り心頭だが

それだけを言い続けるわけにもいかない。

やはりどうしたら、こんなことが起こらないようになるのかを

真剣に考えなければならない時代なんだろう。



でも、そうなるとやっぱりファッキン！アメリカとなるのだろうね。

やはりそういう図式なんだろうね。




息子。包帯だらけになる。

←戻る