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2005/11/16 START

金子洋一<フリースタイルライフ編集)
 45歳 妻ひとり子供3人
レース観戦歴 32年
フォトノスタルジア代表
http://www.fotonoss.com

第10回 「 成功とは・・・ 」
 


開店して一年。
なかなか売上は上がらないものの、写真屋は楽しかった。

コンビニに比べれば営業時間も短く・・・というよりも当たり前
の事だがシャッターを下ろせるし、同じフランチャイズとはいえ
本部からの制約も少なく、売上金も自己管理だ。
コンビニの場合は毎日本部宛に売上金を送金しなければならない。
月末に精算されて、仕入れ、ロイヤリティーを引いた分が手元に
振り込まれてくる。
そこから従業員の給料を払い、残りが自分たちの取り分となる。
コンビニは完成されたフランチャイズ、写真屋は発展途上の
フランチャイズといえるかもしれない。

ただ本部の鼻息は荒かった。
毎月何店舗も出店し、第一目標の株式公開に向けて突っ走っていく。

株式公開といえば、加盟していたコンビニも俺が出店してから
しばらくして上場した。
ただ、当時株の事などよくわからなかった俺は、持ち株会にも
入らず、見事に儲け損なってしまった。
写真屋ではすかさず持ち株会に入った事は言うまでもない。

コンビニと写真屋。
毎日車で行き来する間に、ちょっと気になる店があった。
外から見るとただの倉庫なのに、中に入ると本と雑貨が所狭しと
積まれている。
雑然としながらも妙に居心地の良い空間。
置いてある本や雑貨も癖のある物ばかりで、ついつい手が伸びて
しまう。
こんな面白い店、誰が思いついたんだろう?

ある日、ヒマそうにしている店員さんに聞いてみた。

「え? あぁこの店ですか?
 オーナーが千葉の方の店にいるので、そっちで聞いて下さい。」

千葉の店・・・?

そういえば、コンビニの向かいにある写真屋の先輩オーナーの
息子さんが、千葉で本屋をやってるって言ってたけど・・・

いそいでコンビニに戻った俺は、向かいの写真屋に飛び込んだ。

「よお、どう調子は?

え? 倉庫みたいな本屋?
 あぁ、あそこはうちの息子の店だよ。
 
 あそこもフランチャイズなんだけど、本部が名古屋だったかな?

よかったらうちの息子に会ってみる?
これから飯でも食いに行こうか・・・」

その晩、その息子さん(Cさん)と語りながら俺の気持ちは
大きく揺れ動いていた。

どうせやるなら、自分らしい店をやってみたい。
マニュアルで縛り付けられる店なんて、本当の自分の店
じゃない。
これじゃそこの会社に勤めてるのと同じじゃないか・・・

翌週、たまたま用事で名古屋の本部に出向くというCさんに
俺は無理を言って同行させてもらった。
こんな店を考え出したのは、いったいどんな人なんだろう・・・

名古屋から電車に揺られる事30分。

とある駅前で俺たちを待っていてくれたのは、
今や全国に店舗を出し、若者に絶大な人気を誇る
あの店の社長、その人だった・・・


 

つづく

 
>>BACK NUMBER
イントロダクション 「幸せってなんだ・・・」
第1回「会社勤めしたこと・・・ありません」
第2回 「 現実への扉 」
第3回「コンビニ経営の光と影 その1」
第4回 「 コンビニ経営の光と影 その2 」
第5回 「あぁ、上海・・・」
第6回「 泡の時代 」
第7回 「 夢と現実の田舎暮らし
第8回 「 あこがれの二重生活 」
第9回 「 フランチャイズの甘い罠




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