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第5回
アフリカ
U2大好き！！ボノも大好き！！
今でもＵ２の”ＷＡＲ”は僕の中の一生聞きたいアルバムトップ１００にはいる。
僕が長髪なのもＵ２のボノやエッジの影響が大きいしね。
しかし、そのボノがシンボルと言ってもいい昨今のアフリカ救済ムーブメント。
これに関しては正直こう思っています。
”うーん、正直、アフリカ、アフリカ、うるさいなあ…
もっとその前に目を向けるべきものが日本にはあるんじゃないのかなあ・・・”
アフリカを救え！とかさ！チベットを救え！！とかさ、
つき離したように言ってしまうけど、なんか、そういうのって耳ざわりがいいじゃない。
何かこう、すぐにいいことをしてるって実感できるっていうかさ。
自分のコンプレックスやフラストレーションを穴埋めしやすいっていうかさ。
ホワイトバンドなんかもそうだったよね。
なんかこう、かっこいいじゃない。
僕もホワイトバンドかっこいいなと思って買った口で、
今思うとなんかこう恥ずかしさここに極まれりっていう気分になるんだけどね。
もちろん、アフリカの悲惨な窮乏は絶対に改善しなくちゃいけない。
そして真剣にそういう活動をしている人を僕は尊敬している。うん、そう思ってる。
でも、その前に僕はこうも思ってる。
俺たちはまず、日本の貧しさを救え！！
今の日本ってさ、物質的にはそりゃ豊かだよ。
もう完全に天国だよ。どう考えても。
アフリカの人とかが日本に来たらほんと気絶すると思うよ。
でもどうだろう。物質は豊かでも、内面は。
俺、内面はそうとう貧しいと思うよ。恥ずかしいくらい。
いつも思うんだけどさ、人間はシーソーみたいなものだから、
物質的に豊かになればなるほど、心が相対的に貧しくなると思うんだよね。
凄い貧しいアフリカの子供のそれでも輝く瞳と、
日本のカードゲームかなんかに夢中になって、
驚くくらい汚い言葉で他人を罵る日本の子供。
こういうのが象徴だと思う。
もうね、びっくりするよ。今の子供たちと言動とか態度とか見ると。
とてもじゃないけど、子供は皆、天使だなんて言う気が失せる。
ほんと、アンファンテリブル、恐るべき子供たちの世界。
攻撃性っていうかさ、そういうのが強くなっているのを肌で感じる。
だけど、なんでこんなことになってしまったんだろう？
やっぱり僕はこう思うんだよね。
大人がダメだから。大人の心が貧しいから。
この大人の貧しさとまっこうから対決することが、
今の日本の急務だと僕は思うんだよね。
悪いけどアフリカの問題よりさ・・・
TICAD（アフリカ開発会議）で福田総理が、
”どうです！！私、いい働きしたでしょ！？”
なんていうアホ面さらしてたけどさ。
何のんきなことやってんだい！！って正直思ったよ。
そうじゃないだろう。そうじゃないだろう。今の急務は。
今の急務は、毎日自殺でストップする中央線と、
その中央線が、何人もの自殺者の血を吸っていながら、
それでも毎日走っている、
そして、その電車に自分が乗っているんだということに
何も感じることのない人々の心の貧しさを考えることだろう。
中央線が自殺で止まる。そして、通勤の会社員たちは心の中でこう思う。
”チっ！！迷惑な奴がいたもんだ。会議に遅れちまう。”
誰も、その人がなぜ中央線に飛び込んだかを、想像もしない。
その人の救われなかった人生に思いを馳せようともしない。
こんな心を持った人間の国が、どうして豊かと言えるんだ！！
超ど貧乏じゃねえか！！
いや、ヒートしてしまった・・・
とにかく、こう思う。
アフリカも大事だけど、まずは、日本人の心だよ。
そうしない限り、これからも狂った事件はあとを絶たないだろうし、
子供たちの目はどんどん凶暴になってゆく。
これはアフリカに負けず劣らず悲惨のことだと僕には思えるんだよね。
もちろん、ボノやボブゲルドフが頑張っている活動を知ることによって、
日本人の心も豊かになってゆくという相乗効果があるのであれば、
それは素晴らしいことだとも思うんだけどね。
今回は、やっぱ、そんなことを言っちゃってみました。
暴言失礼
アフリカに幸あれ！！
日本人に心あれ！！
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