Privacy plicy  IInfo  
HOME INFO --
--
⇒更新情報などをお知らせします。

フリスタニュース配信登録 削除
FREE STYLE BLOG
ブログ↑ほぼ毎日更新!?



TOP
ABOUT US
サイトマップ
特集ページ
INFO
BBS
フリスタ BLOG
同盟
LINK
LINKしてくれるサイト大募集

ご連絡
お気軽にください。












アクセスアップ・SEO対策・検索エンジン登録
 
フリスタニューコンテンツ

この世界をタフにクロールするための、いくつかのストーリー
〜うまくいかないなあ、へこんだなあと思った時に勇気をもらえるいくつかのエピソード〜


物質的に豊かであるかどうかは別として、僕たちは間違いなく生きづらい貧しい時代に存在していると思う。理由は簡単。未来に希望を持てるような話が少なすぎるから。そんな風景の中、人生しょせん80年、まあ、どこで途中下車しようとさほど差は無いだろ…そう思う気持ちもわかる気がする。

だがしかし!そんな冷風の中にも堂々とそびえ立つ大きくて揺ぎない暖かな炎がある。へこむなあ、うまくいかないなあと思った人はここで紹介する炎のような勇気をもらえるエピソードにもたれかかってみて。そして何の根拠もないくせに"大丈夫だよ"を連呼するヒットチャートとかにきっぱりと背を向けて、自分だけの今日を堂々と生きよう。堂々とこのまるで大海のような僕たちの人生をタフにクロールしてやろう!!

ちなみに、僕の好きな言葉、Heaven helps those who help themselves ~「天は自ら助くる者を助く」~ 要は"生きたい!と思ったもののみ生きられるということ。これはきっと真実だと思う。だから旅を続けよう。旅を続ける者のみに見える君だけの美しい朝がきっとくる。きっときっとくる。(編者:MIZK)


◆BACK NUMBER
Vol.1 中島らも、伝説の始まり
Vol.2 立川談志、気にいらねえ…
 

◆◆◆

2008-8-25

タフストーリー3

落ちこぼれS君の奇跡


格差社会、格差社会と騒がれているけど、そういうのは昔からあった気がする。



僕が生まれ育った街などは、その典型で、一軒家を買える富裕層と、家賃一万円すらも払えないような生活保護世帯とが狭い街で見事に混在していた。

そんな街で、みんな子供の頃は、そんなこと気づくはずもなく楽しくやれるんだけど、
いつのまにか、少しづつ少しづつ子供たちの間にも溝が出来てゆく。

中学を出るくらいの頃になると、もうその差ははっきりと出て、私立の偏差値の高い高校に進むものと、
進学はせずに、そのまま暴走族などになるものとに見事にわかれていった。

そんな街に僕と同じ団地に住むS君がいた。

S君は僕より2歳くらい年下で、お父さんはタクシードライバー。

とても裕福とはいえない家庭環境のなか、S君はいつも暗く卑屈な目をしていた。

友達もおらず、学校へ行くのが凄く嫌いみたいで、よく先生や、同級生が呼びに来ていた。
でも、いつしかその先生も来なくなり、S君は今でいう、ひきこもりになっていった。
時折、家で暴れているという噂を聞いたりもした。

でも僕も自分のことでせいいっぱいで、いつしか彼のことを忘れ月日は過ぎていった。
心のどこかでは彼はもうダメかも知れないと勝手に思っていた。

そんなS君だったけど人生はわからない。

しばらく見ないうちに彼に何があったのだろう。
ある日地元へ戻ってみると、
彼はいつしか、県内で最高レベルの大学へ進学して頑張っているという話を聞いた。

そこは生半可な努力では決して入れない学校。
経済力もない彼にはそうとう高いハードルだったはずだ。
だけど、彼は見事に入った。
アルバイトしながら受験したのか、それとも奨学金制度にパスしたのか。


とにかくS君のその話を聞いて僕は驚くとともに、とても痛快に思った。
まわりからは嫉妬まじりの、”なんであんな落ちこぼれが…”という声が多数、聞こえたけれど、僕はそんなことを言う人々を全て軽蔑した。

団地生まれで貧乏でひきこもりの彼だったからこそ、暗い部屋にい続けたからこそ、
いつの日か彼は心の底から、太陽のあたる場所を求めたのだろう。

そしてそんな暗い思いがあったからこそ、尋常じゃない努力が出来たのだろう。
あくまで想像だけれども僕には不思議とそう思えた。
彼のその後の人生は知らないけれどきっと今でもタフに生きているんじゃないかと思う。

人生はわからないと言えば、同じ街に子供の頃からエリートとされていた人々もいた。
大きな家に住み、いつもいい服を着ていた。ご両親の職業も立派なものだった。

誰の目にも将来が約束されているように見えた。
もちろん僕にも。

だけど今驚くべきことが起こっている。彼らの多くは大人になってから心を病んだ。
どうやら、この過酷な現実社会に耐えられなかったらしい。

そしてとても幸せとは言えない状況のなか今を生きている。

人生はわからない。間違いなく誰にもわからない。

裕福に生まれることが決して幸せにつながるとは言えない。

たとえどこで生まれようと、そんなことを蹴り飛ばせるタフな力が人間にはきっとある。

S君のことを思い出すたびに、いつも、そんな勇気をもらえる。




by フリスタ編集 MIZK



★フリスタレーベル初出版本”青春ハートブレイカーズ”!!この世界をタフにクロールするためにフリースタイルライフが作り上げた渾身の一冊!!熱い!熱すぎるよ!(笑)と意外なほどに好評です。この世界で戦う全ての自由人よ、是非!!
  
   


このコンテンツを読んでの感想を是非お気軽にお寄せください。

皆様の声はきっとフリースタイラーたちの明日への糧になることでしょう!!

 

お名前:
住所:
電話番号:
E-mail:
(※Eメールアドレスは必須です。)
お問合わせ内容。

お気軽にどうぞ!

 
Privacy plicy  IInfo