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 最近、人と会うたびに口に出るのが”いじめ”問題だ。
 
 この2006年という年はもしかしたら、”いじめ”という問題の根本的な転換期なのかも知れない。
 
 そんな気がする。
 
 
 
   
 
 
 僕の考えで言うと、いじめという問題は人間も生物である以上、根絶するということはないと思う。
 
 犬や猫にだっていじめはある。
 
 母親の乳を取り合い、弱いものは生まれてすぐに、壮絶ないじめのようなものに会う。
 
 そしてだいたい餓死する。
 
 日常茶飯事。
 
 
 
 僕は中学生の頃、いじめられたことがある。
 
 変なあだなで呼ばれたり、無視されたり。
 
 理由は確か”あいつは調子にのっている”というものだったと思う。
 
 辛かったね。
 
 学校の帰り道、思わず涙がこぼれる。
 
 でもそれを母親に知られるのは嫌だから家に帰るときには平静を装う。
 
 そんな日々だったのを憶えてる。
 
 そのせいか、僕には小中学校時代の友達が一人もいない。
 
 たったの一人もいない!
 
 
   
 
 TVで毎日、毎日、ヒステリックに誰かが叫ぶ。
 
 ”学校はどうして何もしてくれなかったんだ!!”
 
 
 
   
 気持ちはわかる。
 
 でも、振り返ってみると僕の時はどうだったかな?
 
 目をかけてくれた先生いたかな?
 
 助けてくれた先生いたかな?
 
 
 答えはナッシング。
 
 誰も気づかなかった。
 
 誰も助けなかった。
 
 今、思うとどうしようもなく幼稚なツラした教師どもが、職員室で茶飲みながらボケッとしてやがった。
 
 
 でも、無理もないと思う。
 
 しょせん、他人。
 
 他人の子供のことなんかわかるはずがない。
 
 
 大学を出て社会経験もなく、結婚もせず、子供もいない。
 
 そんな若い大人たちが人様の大事な子供たちに何かを教えようとしている。
 
 ※世の中にはそうでない、立派な先生もたくさんいることは知っているが。。。
 
 
 人様の大事な子供たちに、そんなんじゃ社会に出て通用しないなどと脅す。
 
 社会に出たこともない者どもが想像で言う。
 
 教師用の教科書をペラペめくりながら、えらそうな顔して言う。
 
 
 話しにならん。
 
 
 これからもっともっと学校というシステムは崩壊すると思う。
 
 教育というものの抜本的な改革が迫られると思う。
 
 その改革に出来るならば僕も参加したい。
 
 
 
 そして僕と同じ新しき父親、母親は現在の学校というシステムを盲信することなく、自分の頭で自分の直感を信じて子供を守らなければいけない時代だと思う。
 
 
 
 
  
 
 
 ここからは、現在進行形でいじめられている子供たちへ
 
 
 
 僕は基本的にニートだひきこもりだと、大人になっても親のスネをかじりながら、すねている人々のことを好きになれない。
 
 この世界はドライだ。
 
 生きたい!と願うものだけが生きるチャンスを与えられる。
 
 ただそれだけ。
 
 だから生きたくない人はそれぞれ勝手にすればいい。
 
 
 だけど、いじめの問題は違う。
 
 今、もし、いじめられて生きることを放棄すると考えている子供がいるのなら、僕はこれだけを伝えたい。
 
 もし、将来、僕の子供がいじめられた時もきっと同じことを言うと思う。
 
 
 とりあえず、逃げろ!! 学校に行かなくていい。
 
 
 死んでしまう君たちはきっと、こう考えているだろう。
 
 逃げるくらいなら死を選ぶ。
 
 気持ちはわかる。
 
 でもそんなヒーローみたいな格好いい考えは捨てたほうがいいと思う。。
 
 
 僕はこう思ってる。
 
 人間は最後の最後には”もう、何からも逃げない!”と覚悟をしなくてはならない時期が来るのだけど、それまでは何度逃げたっていい。
 
 
 自慢じゃないが、僕は逃げまくった。
 
 ありとあらゆるものから逃げまくった。
 
 そして20代後半でようやく、逃げない覚悟を決めた。
 
 それくらい時間のかかるものだと思う。
 
 
 学校だ、いじめだと、しょせん、同じ人間がつくった出来事。
 
 頭をひらたくすれば、そんなたいそうなもんじゃない。
 
 壊そうと思えば壊せる。
 
 
 
 そして、これを最後に。
 
 
 いじめられたヤツのほうが、絶対、将来何者かになる!!
 
 
 これは絶対、事実。
 
 僕はその事実をいくつも見てきた。
 
 
 だから、今は、逃げるんだ。
 
 自分だけの場所を探すんだ!!
 
 そして自由型になるんだ!!
 
 
 
  
 
 
 
 
 2006-11-12
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